2012年06月27日

爆弾も発電も核は核

こんにちは、
秦野市渋沢駅南口の整体師
秦野カイロ治療院の市野貴則です。

まずはリスク管理の徹底しなければ
始められないはずです。

【原発と核兵器のリスク上昇:『サイエンス』誌掲載】


論説はまず、リスク評価は不明確になることが
避けられないにもかかわらず過信されていることを警告し、

政府、原子力産業、そして懸念する市民に対して、
原子力エネルギーの生産や安全性、セキュリティー、
そして緊急時の措置が基づいている「前提」を見直すよう促している。

次に、原子力事故、地域紛争、および
核テロのリスクの高まりが警告されている。

スリーマイル事故以降の米国における
原子力利用が「適切」とは認めながらも、

福島の事故によって、現行の原子炉は、
事故が発生すれば冷却のために
迅速に電力を復旧させることが欠かせず、

この問題に急いで対処する必要があることが
浮き彫りになったと述べられている。

特に、老朽化が進む「Mark-I型」格納容器を採用した
沸騰水型原子炉などの安全性は、福島の事故以降、
米国でも議論になっている。

※MARK-I型原子炉格納容器は、格納容器が小さいため、
冷却機能が失われた場合の危険性が特に大きいと指摘されている。

日本では、福島第一1〜5号のほか、
敦賀1号、島根1号、浜岡1、2号および女川1号で、

また、MARK-I改良型原子炉格納容器は浜岡3、4号、
島根2号、志賀1号、女川2、3号および東通1号で採用されている。

以上の懸念を受けて、筆者らは4つの原則を勧告している。

第一に、経済性よりも安全性を重視すること。

第二に、独立した規制機関が必要であることだ。

第三に、米国において原発評価のピアレヴューを行っている
非営利法人(原子力発電運転協会)を例にあげて、
評価についてはピアレヴューの原則を導入すべきことを述べている。

第四に、国際的な核拡散を防ぐための
明確な目標が必要であることを述べている。

一般の人々に充分な情報を提供することが、
将来核事故が起こったときに
適切な対応がなされるために必要であり、
かつ、原子力業界に対する人々の信頼を
向上させることにもつながると指摘している。



ごく当たり前のことが書かれている。
けれど、この当たり前のことが実行出来ないのが、
「核」の世界

日本語では「原子力」なんてオブラートに包んだ言い方をするけど、

英語なら核爆弾は「nuclear bomb」
原発は「nuclear power plant」なのだから
爆弾も発電も使うのは「核」だという事がハッキリ解る。

巨大なエネルギーが生み出す利権に目が眩んで、
安全性を重視する事よりも、負の側面を隠すことばかりに
時間を費やしてしまった結果だと思う。

核エネルギー問題はとても難しいけど、分っているのは、
どの様な形であれ核エネルギーを使うのであれば、
リスク管理を徹底しなければいけないという事。

最後に日本の核爆弾についての発言で、
興味深かった記事を貼っておきます。

【日本の核爆弾 持つべきか持たざるべきか】




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posted by 秦野の整体師 at 09:06| 神奈川 ☁| Comment(0) | 原発事故関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月06日

汚泥と放射性ヨウ素

こんにちは、
秦野市渋沢駅南口の整体師
秦野カイロ治療院の市野貴則です。

汚泥に含まれる放射性ヨウ素が
今後どういう風に数値が変わるのかという事が、

気になっていて各県の数値を
たまにチェックしていたのですが、

ひさしぶりに茨城県の数値の変化を見ようと思ったら

「放射性ヨウ素(I-131)についは半減期が短いこと(約8日)、
 県内のモニタリングポストにおいて大きな変動が見られないことから未測定」


とのことexclamation&question

ビックリexclamation×2
ずっと不検出が続いているならともかく、
前回の測定左斜め下

平成24年3月19日から平成24年3月23日の
茨城県内の下水処理場における脱水汚泥等の
放射能濃度及び放射線量率測定結果
では
検出されているのだから違和感を感じます。

ちなみに他の関東各県は表示しています。


東京都


神奈川県


埼玉県


千葉県


群馬県


と思っていたら、
栃木県
も放射性ヨウ素の表示はありませんでしたたらーっ(汗)

調べれば各市のHPでは公表しているのだから、
誤解を受けないためにも
県の姿勢として公表してほしいと思います。


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posted by 秦野の整体師 at 23:52| 神奈川 ☀| Comment(0) | 原発事故関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月22日

汚染の違い、生息域の違い

こんにちは、
秦野市渋沢駅南口の整体師
秦野カイロ治療院の市野貴則です。

【放射性セシウム濃度で魚種に傾向
  「生息域の違い影響か」】

《福島第1原発事故で、福島県沖のヒラメなど6種の魚は
大型の方が放射性セシウム濃度が高く、
ドンコ(エゾイソアイナメ)など3種は
小型が高濃度なことが県水産試験場の調査で分かった。

試験場は「生息海域の違いが影響したのではないか」とみている。

大型が高い6種はヒラメ、アイナメ、イシガレイ、マトウダイ、ホウボウ、シロメバル。

ヒラメは体長50センチ以下なら1kg当たり200ベクレルに満たない検体が多く、
50センチを超すと300ベクレルを上回るケースが見られた。

小型が高濃度な3種はドンコ、マガレイ、カナガシラ。
ドンコは500ベクレルをオーバーした検体の多くが30センチ以下だった。

ヒラメやスズキ、マトウダイなど7種は雄より雌の方が高かった。

試験場によると、大型が高い魚種は原発のある海岸から比較的遠い沖合、
小型が高濃度な魚種は沿岸部に生息する傾向にある。

試験場の早乙女忠弘主任研究員は「因果関係ははっきりしない」と前置きした上で
「大型が高い魚種は餌の量、小型が高濃度な魚種は
幼魚期に沿岸部にいたことが影響したのではないか」と推察している。》


とのこと。

この先、因果関係がハッキリしてくるのだろうけど、

福島県沖だけでなく、全国的な調査結果による
魚種や生息海域の違いによる影響、傾向が分かれば
他の生態系への影響も別の視点から見えてくると思う。

陸も海も汚染されていることは間違いのない事実。

これからは出来るだけ正確に状況を把握して
今後の対策を考えて行けることが重要だと思う。

これからの調査で、より広範囲での
因果関係が分かることを期待します。



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posted by 秦野の整体師 at 21:43| 神奈川 ☔| Comment(0) | 原発事故関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月15日

食品中の放射性セシウムの記事は関西の方が多い?

こんにちは、
秦野市渋沢駅南口の整体師
秦野カイロ治療院の市野貴則です。

食品中の放射性セシウムの新基準値が適用されてから
様々な食品が検査されていますが、

基準値を超えた食品の検査結果は
公式のものは分かりにくいので、

いつもニュースを参考にするのですが、
気のせいか関西の新聞の方が記事が多い気がします。

僕が参考にしているのは

●中日新聞の 東日本・放射線被ばくのページ



●中国新聞の科学・環境・医療のページ


もちろん、大手新聞社のサイトもチェックしますが、
大手の場合、地方版に掲載されることが多く、
関連性がつかみにくいのが難点。

僕にとっては上の2つのページの方が
知りたいことがまとまっているので重宝します。

それにしても関東より関西の方が情報が多い気が。

調べれば済むことだけど、何だか気になる問題。

自分の思い込みである事を望みます。



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posted by 秦野の整体師 at 00:38| 神奈川 ☔| Comment(0) | 原発事故関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月21日

外から見た方が分かりやすい

こんにちは、
秦野市渋沢駅南口の整体師
秦野カイロ治療院の市野貴則です。

この映像を教えて下さったKさん
ありがとうございます。

もう、皆さんはとっくに見ているかも知れませんが
載せずにはいられないので
「ドイツZDF フクシマのうそ」載せておきます。





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posted by 秦野の整体師 at 20:30| 神奈川 | Comment(0) | 原発事故関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月09日

ヨウ化セシウムで計測

こんにちは、
秦野市渋沢駅南口の整体師
秦野カイロ治療院の市野貴則です。

シリーズ放射能と食品検査
放射性セシウム 計測機器メーカーの挑戦
(再生時間:5分48秒)
《この度開発されたヨウ化セシウム・シンチレーション検出器は、
放射線への感度が優れたヨウ化セシウムと自動計測機能を組み合わせ、
小型化と効率化を実現するもの。
食品の放射線検査現場への導入も始まっています。》



ヨウ化ナトリウムシンチレーション検出器は
光電子増倍管という増幅器が周囲のノイズを拾うため
安価だが計測精度が低いあせあせ(飛び散る汗)

ゲルマニウム半導体検出器は
増幅器や冷却回路が必要なため、
精度は高いが装置が大きくて高価たらーっ(汗)

どちらも大量のサンプルや長い計測時間を必要とするという問題を
「ヨウ化セシウム・シンチレーション検出器」なら解決出来るそうですexclamation&question

何故かというと、
ヨウ化セシウムはヨウ化ナトリウムに比べて
同じ放射線量でより多くの光を発生するため、光電子増倍管が不要になり
コンパクトな装置で精度の高い計測が出来るからグッド(上向き矢印)

日本の技術者が頑張っているのを見ると元気が出てきまするんるん

頑張れー(長音記号1)ニッポンの技術者ひらめき



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posted by 秦野の整体師 at 22:03| 神奈川 ☔| Comment(0) | 原発事故関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月23日

日進月歩

こんにちは、
秦野市渋沢駅南口の整体師
秦野カイロ治療院の市野貴則です。

「放射性物質を含む汚染土壌等からの乾式セシウム除去技術の開発」について

「小型回転式昇華装置を用いて毎時2kg程の汚染土壌を
昇華する連続昇華試験を実施し、60,000Bq/kgレベルの
実際の汚染土壌を50Bq/kg以下にするという結果が得られています。」

とのこと。


僕なりに仕組みをまとめてみると

●汚染土壌に高性能反応促進剤を添加することにより、
放射性セシウムが熱処理によって
昇華する様に土壌の状態を変化させ、

●小型の炉心管が回転する方式の管状電気炉を用いて
1,300℃以上に加熱処理した後、

●気体化した放射性セシウムをフィルターで集めて、
冷却した後に集塵機で「濃縮セシウム塩」として回収する様です。


回収後の「濃縮セシウム塩」の保管場所や
保管方法など、考えなければいけない点は色々とあるのでしょうが

毎時2kg程とはいえ、除去率99.7%以上には驚きです。

この先、実用化するのかどうかは分らないけど
期待が膨らみますね。



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posted by 秦野の整体師 at 14:36| 神奈川 ☔| Comment(0) | 原発事故関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月19日

基準値見直し

こんにちは、
秦野市渋沢駅南口の整体師
秦野カイロ治療院の市野貴則です。

食品中の放射性物質の新基準値が4月から適用され、
食品による年間被曝線量を5ミリシーベルトから
1ミリシーベルトに厳格化される為

●「一般食品」は現在の暫定基準値(500ベクレル)の
5分の1の、1キロ当たり100ベクレル

●「牛乳」と粉ミルクなど「乳児用食品」は現在の暫定基準値(200ベクレル)の
4分の1の、1キロ当たり50ベクレル

●「飲料水」は現在の暫定基準値(200ベクレル)の
20分の1の、1キロ当たり10ベクレル

以上の内容に基準値見直しがされる予定です。

生産、流通、消費、それぞれの方に
影響があると思いますが、
放射性物質:食品セシウム新基準 4月厳格化に苦悩深く


検査機器の値段と測定に時間がかかる問題もあります。

放射性物質:食品セシウム新基準 検査機器精度不足に苦慮


精密に測れるゲルマニウム(Ge)半導体検出器は値段が高い。

簡易型のヨウ化ナトリウム(NaI)シンチレーション検出器は
Ge検出器に比べて値段は安いけど精度が下がるために
新基準に対応するには時間をかけて測定しなくてはならない。

民間企業に検査を委託すると人手は要らないけどコストがかさむ。

景気が良ければ解決できることが、
不景気だと実現が困難になる。

放射性物質の検出を新たな産業だと考えると
何とかなりそうな気もするんだけど、

測定機器の整備やそれを扱う人材の確保や育成が
まだまだ行き届いていないことも問題のようです。



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posted by 秦野の整体師 at 21:41| 神奈川 ☀| Comment(0) | 原発事故関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月30日

瓦礫

こんにちは、
秦野市渋沢駅南口の整体師
秦野カイロ治療院の市野貴則です。

神奈川県 がれきに理解求める


どうして東京はがれきを受け入れられたの?


被災地では、がれき処理なくして復興はあり得ない。
というのは理解出来るし、当然だと思う。

いつ、大地震が来るか分らない神奈川県なのだから、
放射能への不安感さえなければ
受け入れに反対する人はほとんどいないのでは?とも思う。

県の示した基準は
「がれき1キログラム当たり100ベクレル以下」だけど、

放射能濃度は焼却されることで最大33倍程度まで
濃縮されるとの測定結果があるそうです。

環境省が示した埋め立て基準
「1キログラム当たり8千ベクレル以下」
の数値は超えない計算だけど、濃縮された灰の総量が
どの位になるか分らない事も不安感が増す原因。

産業廃棄物処分場の周辺に住む方々の気持ちを考えると

被災地の方々に対して支援したい!という思いと
拭えない不安感に板挟み状態になっているのでは?

と勝手に想像してしまい、とても複雑な気持ちになります。

原発事故さえなければ、「困った時はお互い様」で済む問題。

どういう結末になっても
人間同士の信頼関係が蝕まれない事を願います。



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posted by 秦野の整体師 at 23:53| 神奈川 ☀| Comment(0) | 原発事故関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月15日

知られざる放射能汚染を見て

こんにちは、
秦野市渋沢駅南口の整体師
秦野カイロ治療院の市野貴則です。

先程、NHKスペシャル
シリーズ原発危機 知られざる放射能汚染 〜海からの緊急報告〜
を見ました。

『予想もしない場所で発見されたホットスポット。
山奥の湖で、人知れず進行していたワカサギやイワナなど淡水魚の汚染。
いずれも放出された放射性セシウムが、
「水」を媒介にして意外な影響をもたらしている現実だ。
こうした結果は、これまで事故以来、様々な調査にもとづいて作られてきた
日本列島の「放射能汚染地図」を改めて書き換える必要があることを意味している。
放射性物質はいかなるメカニズムによって運ばれ、
魚介類に濃縮され、私たちの暮らしを脅かしていくのか、』

僕には
拡散のルールというか広がり方の秩序が
全く分からないかのように見える「水」を媒介にした汚染。

でも、自然界に怒る事には必ず理由があって
それがまだ科学的に説明出来ないだけ。

時がたてば色々なことが分かるのだと思う。

「凝集」という現象が理由で
江戸前は2年2か月後が一番汚染が激しくなるという。

でも、科学的な調査する術を持たない人間は
本能的に何だか危険を感じたりしたならば、

それを避けるのは自然なことで
また、それしか出来ない。

答えが出るのはずっと先の事になるけど、
今出来る事をして、精一杯生きて行こうと思います。



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posted by 秦野の整体師 at 22:06| 神奈川 | Comment(0) | 原発事故関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする