もの忘れ=認知症とは決めつけないで、
他の原因を考えてみるコトも大切ですよね
【物忘れ増えた……認知症? 肝性脳症かも】
奈良県立医科大消化器・内分泌代謝内科の
主任教授、吉治仁志さんによると、
肝性脳症は主に、肝臓が持つアンモニアの
解毒機能が衰えることで起きる。
体に有害なアンモニアは、腸で
食物中のタンパク質が分解される際に発生。
肝炎が悪化し肝硬変になると、
腸から血液で運ばれてきたアンモニアが
十分解毒されないまま脳に達する。
腸からは、機能が低下した肝臓を
迂回(うかい)する血液の流れも生まれるため、
さらに血液中のアンモニア濃度が上がり、
脳にダメージを与える。
肝硬変患者の三〜四割が肝性脳症を
併発するとされ、再発率も高い。
症状としては、物忘れや昼夜のリズム逆転などに始まり、
中程度で幻覚や興奮状態が現れ、重症になると昏睡に至る。
初期症状は、認知症や
うつ病の症状と似ているため、見過ごされる場合も。
吉治さんは「心療内科や精神科で物忘れなどの
原因の判別がつきにくかった場合、
内科医による肝機能検査も考えるべきだ」と話す。
とのコト。
※↑の引用させて頂いたリンク元の記事には
肝性脳症の症例も書かれていますので、
興味のある方は是非ご覧になってください。
肝臓機能の低下と認知症というのは医者でないと
なかなか結びつかないと思うので覚えておきたいですよね。
他にも認知症と間違われるパターンとしては
頭部を軽くぶつけるコトで起きる慢性硬膜下血腫や
歩行障害、物忘れ、尿失禁などの
症状がみられる正常圧水頭症もあるし、
抗認知症薬の投薬があわず、
暴力や暴言、妄想、徘徊などの症状が現れる場合。
また、さまざまな薬を重複している高齢者の場合、
若い頃は平気だった薬の量が老化による肝機能や腎機能の
衰えが原因で分解や排せつするのに時間が掛かるようになり、
その結果、薬が効き過ぎてグッタリした状態になってしまい
認知症と間違われるコトもあるそうです。
どの場合でも、とにかく大事なのは
「良く観察するコト」
認知症の症状は急激には進まないので
急に物忘れがひどくなった時などは
まずは他の原因を疑ってみるべきかと。
勘違いで身の周りの方の症状が
悪化してしまうコトなどがないように
気を付けましょう
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