近い将来、舌下免疫療法よりも短期間で
気軽にスギ花粉の症状をやわらげることが
出来るようになりそうデス
【スギ花粉症にカプセルを飲む免疫療法薬
九州大学がヒョウタンから駒のアイデア】
開発した新しい治療法とは、
カプセルの中にスギ花粉症の原因となるスギ抗原を、
多糖体の一種ガラクトマンナンに包みこんで入れるというもの。
多糖体とは、単糖が数十〜数百と結合したものの総称で、
デンプン、食物繊維、寒天、水飴なども多糖体に入る。
そして、カプセルを飲んでもガラクトマンナンの外壁のおかげで
スギ抗原は胃では分解されず、腸まで運ばれ消化吸収される。
腸は体の中で最大の免疫系で、免疫細胞の6割以上が集まっている。
その腸の免疫力を生かし、スギ抗原に体を慣らし体質を改善、
アレルギー症状を治すという。
研究では、22〜65歳のスギ花粉症の患者53人を
次の2つのグループに分け、カプセル薬の効果を実験した。
(1)スギ抗原とガラクトマンナンを入れたカプセルを、
スギ花粉が飛散する1か月前と飛散中の
1か月の計2か月間毎日飲む26人。
(2)プラセボ(ニセ薬=標準的な治療薬)を入れた
カプセルを同じく2か月間毎日飲む27人。
その結果、次のことがわかった。
(1)本物の薬を飲んだ人は、
ニセ薬(標準的治療薬)を飲んだ人より、
鼻や目の症状を改善する抗アレルギー薬の
使用量が56.2%も減った。
(2)本物の薬を飲んだ人は、
ニセ薬(標準的治療薬)を飲んだ人より、
症状のひどさを示すスコアなどが27.8%低くなった。
また、特に重い副作用も出なかった。
とのコト。
※↑のリンク先の記事には
今までカプセル療法が利用されなかった
理由についても書かれていますので、
興味のある方は是非ご覧になってください。
スギ花粉が飛散する1か月前から飛散中の1か月の
合計2か月間の間カプセルを服用するというのは、
通常の抗アレルギー薬を利用するのと変わりないので
特に負担を感じることなくチャレンジするコトが出来そう
それに同じ仕組みを利用して、
様々なアレルギーの改善にも
利用出来そうな所にさらに期待大
2か月間ならプレッシャーも少なく、
続けるコトが出来る方も多いだろうから、
とにかく実用化が待ち遠しいですよね。
誰もが気軽に体質を改善できて
アレルギーの悩みから解放される日が
出来るだけ早く来ますように
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ラベル:アレルギー