インフルエンザに罹ってしまった時に、
自己判断で市販の解熱鎮痛剤を服用するのは危険なので、
安易な判断をせずに、必ず医師に相談してから
服用するようにしましょう
【インフルエンザで解熱剤は危ない?
子どもの死亡率3割の怖い病気に】
インフルエンザ脳症とは、インフルエンザによって
引き起こされる合併症のひとつで、
中枢神経に何らかの異常を起こす病気だ。
日本小児神経学会のウェブサイトの解説では、
症状が出るまで発熱から数時間〜1日と短く、
けいれんや意味不明な言動、
急速に進行する意識障害などが表れる。
厚生労働省が発表している
「成人の新型インフルエンザ治療ガイドライン」によると、
インフルエンザ脳症と報告されている患者は
1〜6歳以下の乳幼児が多く、
毎年100〜300人程度が発症している。
成人でも毎年約10〜20人は患者が確認されているようだ。
子どもの患者に限ると、
適切な治療をしなかった場合の死亡率は約30%、
後遺症も約25%と、重篤な病気であることがわかる。
根本的な原因は不明で現在も研究が続いているが、
厚労省インフルエンザ脳症研究班による患者調査から
「アスピリン(バファリンなど)」
「ジクロフェナクナトリウム(ボルタレンなど)」
「メフェナム酸(ポンタールなど)」のいずれかの
「非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)」を服用すると、
インフルエンザ脳症を発症しやすくなったり、
重症化することが確認された。
厚労省は、インフルエンザ脳症への基本的な対処法を記した
「インフルエンザ脳症ガイドライン改訂版」の中で、
前述の3種類を与えることは「禁忌」と明記。
小児科などでは、インフルエンザの子どもに
これらの解熱鎮痛剤を処方せず、
成人でも原則として処方しないように指導されている。
とのコト。
高熱が出て、辛い症状が出たりすると、
ついつい、市販薬などを良かれと思って
服用してしまいがちですが要注意
強烈な悪寒や急激な発熱を感じて
インフルエンザかも?と思った時は、
まず、かかりつけの医師に電話で相談して、
対処方法などの指示を受けてから
医療機関を受診するようにしましょう。
脱水症状を起こさないように
水分補給を忘れないのも大事。
うがい、手洗いで予防も忘れず、
頑張りましょう
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