胃がんの再発の予測は、
胃の粘膜細胞のDNAのメチル化のレベルを
測定すれば可能なようデス
【胃がんや大腸がんで怖い再発
粘膜細胞の異常から予測の可能性】
国立がん研究センターの12月21日付発表資料によると、
研究チームは、胃がんの原因菌とされるピロリ菌除去などの
内視鏡治療を受けた早期胃がん患者795人を対象に、
胃がんがどういうメカニズムで再発するか調べた。
毎年1回、平均5年間内視鏡検査を続けた結果、
新たな胃がんを発症した133人を分析した。
以前から胃がん再発患者には、胃の正常な粘膜細胞のDNAに
「メチル化」という現象が起こることが知られていた。
メチル化が起こると遺伝子が正常に働きにくくなり、
その割合が高くなるほど発がんリスクが上がる。
そこで、メチル化の割合が高い順に患者を4段階に分けると、
最も高いグループの発症率は約20%で、
最も低いグループの約7%の約3倍に上った。
とのコト。
DNAのメチル化について、
自分なりの理解ですが説明させて頂くと
DNAには様々な遺伝情報が収められているのですが、
この遺伝情報の全ての読み出しをする訳では無く、
必要な情報だけを選んで読み出すのですが、
この時に利用されるのが「DNAのメチル化」
遺伝子を使うか使わないかを決める部分がメチル化されると、
その遺伝子は使えなくなるという仕組みを利用して、
遺伝情報を制御しています。
すっごく大雑把に言うと、父親似と母親似の遺伝子があって、
父親似の遺伝子がメチル化すれば、母親似になるという感じ?
正常な場合は遺伝情報を選択して、
生物の肉体を作り上げる為に利用されるメチル化ですが、
何らかの問題が起こり、本来とは異なるメチル化が起こると、
遺伝情報が正確に読み出されなくなり、
細胞の機能に異常が生じてしまいます
例えば、がん抑制遺伝子がメチル化してしまうと
がん抑制遺伝子が使えなくなるという具合
だから胃の粘膜細胞のDNAの
メチル化異常のレベルを測定すれば、
胃がんの再発リスクが予測出来るというコト。
肝臓がんや大腸がんにも応用出来るそうなので、
今後の研究が楽しみデスね
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骨盤矯正の秦野カイロ治療院
ラベル:癌