脳梗塞は耳にすることが多いですが、
一過性脳虚血発作(TIA)という言葉は、
あまり聞きなれないですよね
【サインを見逃すな! 脳梗塞の“前触れ”は目に表れる】
高血圧と糖尿病を患う加藤満さん(仮名=68歳)は昨年8月初旬、
食事中に異変を感じた。右手の力が抜け、箸を落としてしまった。
慌てて立ち上がろうとしたところ右足にも力が入らず、よろけた。
熱中症を疑い、水を飲み、じっとしていたら症状が消えた。
そのまま放っておいたが、3日後に救急車で運ばれた。脳梗塞だった。
「これは脳梗塞が起きる前に時々みられる
『一過性脳虚血発作』(TIA)の典型です。
ろれつが回らない、言葉が出ない、人の話し言葉が理解できない、
片側が麻痺したり、しびれたりするなどの症状がこれにあたります。
ところが、その多くは数分で症状がなくなってしまう。そのため、
“疲れのせいだろう”と軽く考え、それを見逃してしまうのです」
問題は、この病気を放っておくと、
3カ月以内に15〜20%が脳梗塞を発症し、そのうち半数は
TIAを起こしてから数日以内、特に48時間以内に脳梗塞になることだ。
TIAの症状は、すでに脳の奥深くの血管が一時的に詰まっている危険な状態。
いきなり本格的な脳梗塞が起こっても不思議ではない。
それ以前に予兆をキャッチするにはどうしたらいいのか?
「目の異常に気をつけることです。TIAは大きく分けて
2つの原因で起こります。動脈硬化と心臓の病気です。
動脈硬化が原因で起きるTIAのうち、半数近くが頚動脈のプラークが
脳の動脈に飛んで一時的な脳虚血を起こします。
その多くが脳の中に入った直後にある目の動脈を塞ぎます。
ですから、突然シャッターが下りたように目の前が真っ暗になったり、
視野が狭くなったり、物が二重に見えたりした場合は、
TIAを疑い、ためらわず病院で診てもらう必要があります」
とのコト。
TIAはあくまで一過性脳虚血発作であり、
脳梗塞ではないので(前ぶれの可能性はある)
MRI等の画像診断で見つからないのが特徴(見つかれば脳梗塞)
だから症状も発作後数分で消失してしまうので、
油断してしまいがちなのだそうデス
TIAの発症は5分〜10分程度続く方が多いそうですが、
症状は半身の麻痺や下肢の脱力、言葉が出なかったり、
他人の喋っているコトが理解出来なかったり等がありますが、
目の異常に関しては記事中にある様に、
視野が狭くなったり、物が二重に見えたりする以外に、
目の前が真っ暗になるコトも多いのですが、
片目だけが見えなくなるパターンもあるので要注意
それから40歳未満で帯状疱疹にかかったコトのある方も
TIAの発症リスクが上がっているので要注意。
疑わしい症状を感じたら、
迷わず医師に相談しましょう
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ラベル:動脈硬化