2016年05月23日

VR環境で思い出せ!


脊髄損傷により麻痺した手や足の機能を
損傷部分を迂回して電気信号を筋肉に直接伝えるコトで
回復させる方法は以前も取り上げていますが、

道がふさがれたら迂回路を」「脳からの電気信号を読み取れたら

今回も確実に進歩しているようデス左斜め下

【脳波を読み取って歩行能力を取り戻す】

脳の活動を情報機器で読み取り、電気信号に変える技術である
BCI(脳・コンピューターインターフェース)と、
電気信号の刺激で筋肉を制御する技術FES(機能的電気刺激)を
組み合わせたBCI-FESは、実用化に着々と近づいている。

研究チームは、脊柱の損傷部分を迂回して
電気信号を筋肉に直接伝えるBCI-FES機器を開発。
昨年秋、歩行能力を失った1人の若者に、
自分の意志で歩かせることに成功したと発表した。

実験の協力者は、5年前のオートバイ事故で下肢が麻痺した。
まず必要なのは事故前の脳が歩行中、
脚に出していた信号を「思い出す」ことだった。

彼は脳波計を搭載したヘッドセットを着け、
バーチャルリアリティー環境で歩く自分を思い描いた。
すると、数時間の訓練で「歩く」信号を出せるようになった。

次は信号を筋肉に伝えるため、脚に電極を装着。
筋力強化の物理療法を受けながら「脳で歩く」練習を続けた。

転倒を防止するハーネスを着けて歩けたのは、20回目の試験のとき。
さらに訓練を少し続けると、BCI-FES機器だけで歩くことができた。
そして19週間にわたる30回の挑戦の末、4b弱の歩行に成功した。


とのコト。

多分、かなり近い内に現在使われているヘッドセットではなく、
脳に埋め込むタイプの脳波計を取り入れて、
より細かく脳波を測定するようになるだろうから、
より複雑な動きも可能になる筈。

だけど、今はそれよりも
バーチャルリアリティー環境を利用して、
歩く自分の感覚を思い出すコトが
十分に実用レベルだという事実に感動exclamation×2

これらのシステムがリハビリなどにも
使えるようになるのが待ち遠しいですひらめき



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posted by 秦野の整体師 at 22:47| 神奈川 | Comment(0) | 科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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