口内フローラのバランスが崩れると
歯周病や虫歯の原因となります
【20代女性の約7割が歯周病、原因は口内に住みつく悪玉菌】
口の中には、約700種類、約100億個の細菌がすんでいる。
そのフローラは、口腔内常在菌と呼ばれる細菌の7割が無害菌、
いわゆる日和見菌や善玉菌で、残りの3割が歯周病菌や、
虫歯菌などの悪玉菌になる。
「歯周病菌や虫歯菌は、炎症を引き起こす因子を出し、
炎症でできた歯の隙間から血管に入り込み、菌血症になります。
実証実験では、歯周病の人を採血してみると、
90秒後に、その人と同じ口内細菌が出てきました。
口内では手のひらサイズの炎症が、テニスコート6面にもなる
血管全体に広がっていくことになります。
血液中では、マクロファージ(白血球の一種)によって撃退されるので、
1時間もすれば、なくなりますが、そういうことを繰り返すうちに、
さまざまな臓器に感染、慢性炎症を引き起こして、
疾患につながっていきます」
口内の場合は、歯の表面にへばりついた100億の細菌が、
歯肉溝と呼ばれる溝に入り込む。
溝が1、2ミリと浅い場合は問題ないが、
それ以上に深くなると、象牙質の象牙細管を通って毛細血管に届く。
「象牙細管という穴の大きさは1マイクロ以上。
一方、歯周病菌などの細菌は0.5マイクロなので、
入り込むことができます。
虫歯菌も同様で、エナメル質が破壊されて、
象牙質から血管に侵入するので、虫歯を放置しないことです」
とのコト。
口内の歯周病菌や虫歯菌などの悪玉菌は
プラーク(歯垢)の中で増殖するので
歯磨きによる物理的なプラーク(歯垢)除去は必須
つまり口内フローラは腸内フローラと違い、
歯磨きによる物理的なコントロールが出来るので、
日々の努力がモノをいうのデス
そして唾液も口内環境を良くするための
重要な要素なので、唾液がシッカリ出るように
食事の際によく噛むことも大事ですし、
口内が乾燥しないように口呼吸しないのも大事。
歯磨きの時は歯と歯茎の間を丁寧に磨いて
プラーク(歯垢)を溜めないように
頑張りましょう
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