日本人の腸に一般的に見られる
バクテロイデス・プレビウスという腸内細菌は、
海藻を消化する酵素を作り出すことがわかっています
【日本人の長寿の秘密はお腹の中に
腸内環境を国際比較すると...】
研究チームは19〜60歳の健康な男女106人の日本人を対象に
腸内細菌の大規模な遺伝子分析を行った。
そして、ヨーロッパや米国、中国、南米の11か国の人々の
データと比較した。その結果、次のことがわかった。
(1)日本人は善玉菌のビフィズス菌がほかの11か国より多く、
悪玉菌のプレボテラ(歯周病の原因にもなる)が少ない。
(2)日本人は炭水化物やアミノ酸を代謝する機能の高い細菌が多い。
(3)日本人は炭水化物を分解するとできる水素を使い、
酢酸などの栄養分に作り変える腸内細菌が非常に多い。
一方、ほかの国々は水素で不要なメタンガス
(ゲップやオナラ)を作る細菌が多い。
(4)日本人は海藻から栄養分を吸収する能力が抜群にあり、
日本人の90%に海藻を消化する遺伝子を持つ細菌がいるが、
ほかの国々では0〜15%しかいない。
また、日本人の腸内細菌には細胞のDNAが傷ついた時に
修復する遺伝子が少なかった。これは、逆にいえば
細胞のDNAが傷つきにくい腸内環境であるために、
修復の遺伝子を持つ細菌が増えなかったとみられる。
DNAの損傷は細胞のがん化につながるため、
がんになりにくい腸内環境といえるという。
腸内細菌は食生活や人種の違いが影響すると考えられてきたが、
細菌全体を種類別にグループ分けすると、
日本人はフランスやスウェーデンにもっとも近く、
米国と中国が同じグループだった。
とのコト。
腸内細菌のグループ分けに人種の違いは
あまり影響しないというのが意外(@_@;)
だったら一体何が影響しているんだろう?
やはり環境なのかな?
日本は四方を海に囲われているから
海藻を消化できなければ困るはずだと
言われれば説得力はあるけど、
それならば、よその国でも海辺に住み続けていれば
海藻を消化できる腸内細菌を獲得出来るはず。
う〜ん、やっぱりわからない
この先、腸内細菌の型やパターンみたいなものが
もっと解ってくると地域性だけでなく、
ひとりひとりの特性なども知るコトが出来て
健康に対する考え方やアプローチの方法が
腸内細菌のパターンごとに変わって来たりするかも
今後研究がもっともっと進んで
腸内細菌の謎が解けてゆくのが楽しみデス
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