新年度を迎えたこの季節はお花見や歓迎会で
お酒を飲む機会が多くなる季節ですが、
下戸ではなくても許容範囲を超えた量の飲酒量は
急性アルコール中毒の危険性があるので要注意デス
【急性アルコール中毒になる飲酒量・症状・対処法】
体重70kgの人でも、アルコールが
溶け込む体積は少なく見積もると35L。
ビール1缶(5%、350mL)に含まれている
アルコールの量は14gなので、
ビール1缶が一気に血中に入ったとすると、
アルコールの血中濃度は0.4mg/mL(40mg/dL)となります。
呼吸を司る自律神経が麻痺するのは
この10倍に相当する4mg/mL(400mg/dL)とされています。
つまり、140gのアルコールを一気に飲むと、
急性アルコール中毒になる可能性が出てきます。
個人の体質や体調にもよりますが、
ビールと主なアルコール別に、
急性アルコール中毒の危険が高くなる量を
計算してみました。(体重70kgの場合)
•ビール(度数5%、350mL)……10缶
•ワイン(度数14%、1本750mL)……2本
•日本酒(度数15%、1合180mL)……7合
(いわゆる一升酒は危険)
•焼酎(度数25%、1合180mL)……4合
•ウイスキー(度数40%※水割りダブル45mL)……10杯
(ボトル1本は危険)
※ウイスキーは銘柄によって度数に差がある
上記は体重70kgの人の場合ですが、
体重50kgの場合、単純計算で
それぞれ50/70の量で危険な量になります。
缶ビール(350mL)で7缶以上、ワインで7杯以上、
焼酎で500mL以上、日本酒で5合以上、
ウイスキーで水割りダブルを7杯以上で、
急性アルコール中毒になる可能性が高まるのです。
急性アルコール中毒で怖いのは
これらの本格的な中毒症状だけではありません。
飲酒後の直接の死因は、転倒や嘔吐による窒息がほとんど。
急性アルコール中毒の前の状態でも、
足下がふらついて転倒したり階段から転落することで、
手の骨折や顔面挫傷、前歯の損傷などで
医療機関を受診する人は少なくありません。
特に酔った状態の階段は危険で、
転落による頭蓋骨骨折で運ばれてくる人もいます。
転倒の危険は、急性アルコール中毒を起こす
半分程度の血中濃度で高まります。
上に計算した半分程度の飲酒量に
抑えないといけないということです。
体重の分のg相当、70kgの人だと70gのアルコール量、
缶ビールならば5缶程度で抑えましょう。
とのコト。
もともとアルコールが飲めない方はもちろん、
飲める方でも自分の許容量以上は飲めないので、
無理して飲んだり飲まされたりには要注意
上記の量を目安にして、
限界が来る前に飲むのを止めるように
心掛けましょう
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ラベル:アルコール