どんなに痛みが辛くても、
空腹時にロキソニンは飲んではいけません
【“国民薬”ロキソニンに重大な副作用
〜空腹で飲んではいけない理由はここに!】
厚生労働省は3月22日、解熱鎮痛消炎剤の
「ロキソプロフェンナトリウム水和物(経口剤)」
(商品名・ロキソニン錠60mg、同細粒10%、
ロキソプロフェンナトリウム内服液60mgなど)について、
医薬品添付文書の「重大な副作用」の項目に
「小腸・大腸の狭窄・閉塞」を追記するよう指示を出した。
ただし、これは、ロキソニンに全く新しい
副作用が見つかったということとは少々異なる。
ロキソニンが消化器系の副作用を伴うことは、
これまでにも知られてきた。
この副作用はロキソニンが効く
メカニズムに関係する。
ロキソニンに代表されるNSAIDs
(非ステロイド性抗炎症薬)は、
炎症を引き起こす「プロスタグランジン」
という物質の生合成を抑制することによって
痛みや発熱を抑える。
その一方で、プロスタグランジンは、
実は胃腸の粘膜を保護する働きもしている。
つまり、プロスタグランジンの生成を
抑えてしまうと胃腸のバリア機能も弱くなり、
粘膜が荒れやすくなるのである。
病院でロキソニンを処方される際には、
空腹で飲まないように指示され、
「ムコスタ(一般名:レバミピド)」などの
胃薬を一緒に処方されることが多いのはそのためだ。
今回新たに加わった「狭窄・閉塞」は、
胃の粘膜が荒れ、潰瘍ができ、
さらに進行した症状である。
潰瘍が進行して腸管が狭くなった状態を狭窄、
さらに進行して腸管が詰まった状態を閉塞という。
閉塞すれば、大変な痛みを引き起こし、
死亡に至るケースもある。
とのコト。
どんな薬にも副作用はあるモノなので、
市販薬を購入して使う時には、
添付されている注意書きを必ず読み、
病院で薬を処方された時には
薬剤師から説明を良く聞いて、
間違った使用による事故を
防ぐように気を付けましょう
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