除菌消臭スプレーのCMは
毎日でテレビで見ますが、
物理的に菌を洗い流す"洗濯"と
匂いをかぶせる"消臭スプレー"を
同列に扱うコト自体に
違和感を覚えマス
【除菌・消臭スプレーは危険!
動物実験では高死亡率、
赤ちゃんの衣類・布団には使用厳禁!】
除菌・消臭スプレーに関する
動物や人間に対する影響を調べた
データがないものかと探したところ、
東京都健康安全研究センターの
実験データを見つけました。
それは、最も代表的な
除菌・消臭スプレーである
製品Aについてのものです。
Aの成分は「トウモロコシ由来消臭成分、
除菌成分(有機系)、水溶性凝集成分」
となっています。
実験では、
マウスの新生仔に対して
生後0日からAの原液を
純水で希釈したものを、
体重1キログラム当たり
原液に換算して0ミリリットル(対照群)、
2ミリリットル、4ミリリットルに
なるように経口投与し、
それを21日間続けました。
Aに関してメーカーは、
「赤ちゃんの衣類やぬいぐるみに対しても、
他の布製品と同じように問題なく
ご使用いただけるものと考えております」
との商品説明を行っており、
生後間もない赤ちゃんにも
害がないとの見解です。
しかし、マウスの新生仔を使った実験では、
2ミリリットル投与群では40匹中9匹が死亡し、
4ミリリットル投与群では
39匹中17匹が死亡しました。
対照群での死亡は40匹中2匹。
つまり、製品Aの投与量が
多くなるにしたがって
マウスの死亡率が高くなったのです。
なお、これらの実験結果は、
同センター発行の2006年版
『研究年報』に載っています。
同センターでは、以上の実験結果から、
Aの影響について次のように結論づけています。
「新生仔期投与の最大無作用量は、
マウスにおいては、
1.0ミリリットル/kg体重/日と考えられる。
人間での無作用量は、
体重3kgの新生児ならば
3.0マイクロリットル、あるいは
30マイクロリットルと算出される」
つまり、この程度の摂取量であれば、
人間の新生児でも影響はないと
考えられるということです。
しかし、体重3kgのヒト新生児で、
6.0マイクロリットルあるいは
60マイクロリットル以上の
経口摂取について、
何らかの影響の可能性が
示唆されたとのことです。
実験に使われたAは、
内容量が370ミリリットルで、
「使用回数:約380回スプレーできます」
とあることから、
1回分のスプレー量は
約0.9ミリリットルとなります。
これは900マイクロリットルと同じです。
噴霧された量の
どの程度を吸い込むことに
なるのかについては、
使用状況によって
変わってくると考えられますが、
生まれたばかりのヒト新生児の場合、
その量の15分の1、あるいは
150分の1を摂取すると、
なんらかの影響が出る
可能性があるということです。
とのコト。
そもそも、菌の影響による
臭いを除去する為には、
物理的に取り除くのでなければ、
殺菌するしか手立てはないのですが、
臭いを感じなくするだけならば、
相性の良い匂いを香水のように
かぶせれば良いだけなので、
意外と簡単に出来マス
しかし、臭い自体が
健康に害のある場合、
臭いをかぶせるだけでは、
それ自体を消す訳では無いので
健康被害は避けられません。
また、かぶせた匂いそのものが
健康に被害を及ぼすモノなら
なおのコト
自分や家族の身体を守る為にも
気を付けましょう
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