やっと来た!という感じの研究結果
【椎間板ヘルニアのMRI所見は転帰との相関は無し】
椎間板ヘルニア治療1年後の所見では、
坐骨神経痛の転帰と関係しないということがわかった。
今回の研究では、登録した患者283人を対象に分析を行った。
これらの患者は1年後にMRI検査を受けている。
そのためMRI画像上の椎間板ヘルニアを評価した。
このMRI検査を受けていたのは267人で、
そのうちの131人が外科手術群、そして
136人が保存的治療群に分けられている。
また保存的治療群の内の54人が1年以内に手術を受けていた。
割り付け治療で調整したヘルニア患者について、
ヘルニアのない患者と比較した
1年後の転帰良好のオッズ比を求めた結果、
0.82(0.40-1.71、P=0.60)となり、あまり差はなかった。
坐骨神経痛を有して椎間板ヘルニアの治療を受けた患者の
1年時のMRI画像では、識別することができなかった。
この記事だと、抜け落ちている所が多くて
分かりにくいのですが、大事なポイントは3つ。
●保存的治療に比べて外科手術を受けた患者の方が
症状軽減が早いものの、1年時の転帰には差がなかった。
●割り付け治療で調整したヘルニア患者について、
ヘルニアのない患者と比較した1年後の転帰良好の
オッズ比を求めた結果、あまり差はなかった。
●坐骨神経痛を有し、椎間板ヘルニアの
治療を受けた患者における1年時のMRI画像では、
転帰良好と不良を識別することができなかった。
ぶっちゃけ、外科手術は症状が軽くなるのは早いけど、
1年後の症状は保存療法と変わらず、
坐骨神経痛はヘルニアが有ろうと無かろうと
一年後の症状に差はあまり無く、
坐骨神経痛の症状が良くなったか?悪くなったかは?
一年後のMRI画像を見ただけでは判断できなかった
ということ。
これでやっと
ヘルニア=坐骨神経痛の呪縛が解けマス
やったネ!(^^)!
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