イタリアは原発解体の真っ最中とのコト
【イタリアはどのように原発を解体するのか?】
「70年代に最初の原子力発電所が計画されたとき、
これらを処分しなければならないという考えは、
非常に漠然としたものでした」と、北イタリアの
4つの施設の解体の責任者は説明する。
これは非常にデリケートな作業だ。
というのも、原発から取り除かれた鉄の部品は、
主にセシウム137やコバルト60を含むからだ。
これらは少なくとも300?400年は、危険なガンマ放射線を放出する。
過去のエネルギー政策の選択についてはさまざまな議論が可能だろうが、
わたしたちは現在、このような産業の厄介な遺産を精算しなければならない。
イタリアにとって、この解体作業は莫大な事業だ。
昨年6月に、カオルソ原子力発電所のタービンの解体で、
約1万tの鉄が除去された。エッフェル塔ひとつ分に相当する量だ。
ヨーロッパには、寿命が近づいている原子力発電所が89あります。
イギリスに29、ドイツに27、フランスに12です。
これらの解体作業は今後20年間で1兆ユーロの市場となり、
今後10年間で4万人の雇用を生み出すでしょう。
国内に優れた専門技術のあるイタリアにとっては、
逃すべきではないチャンスです。
世界中の寿命が近づいている原子力発電所について
考えるとゾッとしますが、とりあえず置いといて、
逆境の中に活路を見つけ出すのは
基本なんだろうけどスゴイですよね。
日本も現在の逆境を跳ね返して
ビジネスチャンスに!とは
簡単に行かないのだろうけど、
現在、福島でおこなわれている
作業や経験は遭ってはならない事でありつつも、
決して他所では経験出来ないモノでもあるのだから
多大な犠牲を無駄にする事だけは
行われてはならないと思います。
勿論、ロボット技術や除染技術、
汚染水処理や放射能対策が進んでいるのは
分かりますが、それとは別に
福島第一原発の事故処理の
経験と実績が今後、日本中の原発解体という
アジア最大の環境浄化事業に
つながることを切に願います。
秦野市の骨盤矯正・腰痛・ぎっくり腰の整体院