生活困難になる程の捨てられない病で
苦しんでいる方は意外と多いと思います
【捨てられない人、買いだめ、
貯めこんでしまう人の脳活動は普通とは異なる!】
ものが捨てられない、捨てられないのに
どんどん買っては貯めこんでしまう...。
このような症状を米国では(買いだめ障害・貯めこみ障害)と名付け、
神経症の障害の1つとして新たな診断基準が設けられようとしています。
このような障害を持つ人の脳は、
そうではない人の脳と比べてある特徴的な
動きをしていることが、研究で明らかになりました。
買いだめ・貯めこみ障害の人の脳では、
自分のものを捨てるか捨てないかを決める意思決定を行う際に、
そうではない人と違って、危険を推し量り、不快な感情の喚起、
感情的な判断などの際に活動する「前帯状皮質」という部分が
異常に活性化していることが明らかになりました。
こうした結果から博士らは、この部分が他の人々よりも
過剰に活動してしまうことで、
買いだめ・貯めこみ障害の人は捨てる判断が不可能になったり、
捨てることのリスクを過剰に感じてしまうことに
繋がっているのではないかと結論づけています。
※ hoarding disorder(溜め込み障害)は
強迫性障害の保存脅迫症状ともいわれています。
もしくは強迫性貯蔵症候群とも。
病的なまでにモノを溜めこむ行為の結果
「ゴミ屋敷」と呼ばれる場所が
テレビに出たりしますが、
そこまではいかなくても、
無駄でいらないモノが捨てられない
という方は意外と多いようです。
ここでいう「無駄でいらないモノ」とは
使い終わった紙コップやスーパーなどのチラシ、
レシートや何かが入っていた容器などの
一般的にはゴミ箱に入れられるで
あろうというモノ。
場合によっては道端に落ちているゴミ等も
集める方もいます。
こういう話をしていると「溜め込み障害」と
「もったいないという信念」との違いが
よく分からないという意見をよく聞くので、
簡単にまとめると
「溜め込み障害」
●ゴミとゴミでないモノの区別が出来ない。
●リサイクル等の為にモノを提出する事が出来ない。
●目的が無くモノを収集して執着する。
●生活が困難になる程、溜め込んでしまう。
「もったいないという信念」
●整理整頓されていて、ゴミはしっかりと分別されている。
●リサイクル等の為に積極的にモノを提出。
●モノを集める時の目的がハッキリしている。
●無駄なく、効率よく生活する事を心がけている。
こんな感じでしょうか。
あと、溜め込み障害の方に多いのが、
モノに対しての執着。
例えば、レシート一枚でも、
自分のモノという認識がされたら、
自分以外の人間が捨てる事を許しません。
もし捨てた場合、とても怒ります。
理由を聞いてみると、
「自分のモノだ」「無駄じゃない、いつか使う」など。
他の部分が正常なだけに、何故そこまで執着するのか
不思議に感じる症状ですが、
脳の「前帯状皮質」という部分が
異常に活性化という事ならば、
近いうちに沈静化することも
出来るようになる筈。
溜め込み障害に苦しむ方が
少しでも早く解放される様に
研究が進むことを願います。
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