赤血球の表面には
糖鎖というモノが付いているのですが、
ABO式の血液型の違いは
この糖鎖の構造の違いで分類されていて
基本の糖鎖のみのシンプルな構造がO型
基本の糖鎖にN-アセチルガラクトサミンが付くとA型
基本の糖鎖にガラクトースが付くとB型
基本の糖鎖にNちゃんとガラちゃんの両方が
付くとAB型となります
【腸内細菌の酵素で血液型「A型とB型」を「O型」に
変えることに成功!輸血用血液製剤不足の解消へ】
ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)生化学の
Stephen Withers教授の研究チームは、
「ヒトの腸内細菌に存在する酵素を活用し、
A型とB型の血液をO型に変換する実験に成功した」
とする研究成果を発表した。
O型は、A型とB型の人に献血できるユニバーサルな血液型だ。
今回同定した腸内細菌の酵素は、従来の約30倍のスピードで
O型に変えられるため、この遺伝子解析技術を実用化できれば、
輸血用製剤の供給量を増やすことが可能になる。
とのコト。
※↑の引用させて頂いたリンク元の記事には
赤血球の表面にある糖鎖について説明されていますので、
興味のある方は是非ご覧になってください。
つまりA型やB型の赤血球の糖鎖に付いている
N-アセチルガラクトサミンやガラクトースを
取り除くと基本の糖鎖のみのO型になるのですが、
その為の酵素を腸内細菌の中から見つけたよ
という記事。
血液型というのは何の為に分類しているかというと、
異なる血液型を混ぜると固まってしまうから
なぜ固まるかを簡単に言うと糖鎖に付いている
N-アセチルガラクトサミンやガラクトースの
相性が悪いのが原因(@_@;)
なので基本の糖鎖のみを持つO型は異物である
Nちゃんやガラちゃんを受け入れるコトは出来ませんが、
何も持たないシンプルな構造の自分はA型にもB型にも
受け入れてもらうコトが出来るという訳。
現在は副作用の発生を出来るだけ抑えるために
同じ血液型同士でしか輸血はおこなわれていませんが、
どうにも血液が足りなくなってしまった時には
必要になってくるかも?
ただ、今回一番ビックリしたのは
Nちゃんやガラちゃんを取り除く酵素が
腸内細菌の中から見つけられたというコト
人間の身体の中には自分の血液型さえ
変化させることが出来る可能性が隠されている
という事実を目の当たりにしたような
気持ちになって嬉しくなってしまいました
さまざまな研究が進んで人間の身体の謎が
少しずつ解き明かされていきますように
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