多くの方に「健康でありたい」という願いはあり、
その為に日々の食事に気を使っている方も多いと思いますが、
「健康的ではない食材」への不安感や恐怖感が強すぎたり、
間違った思い込みや健康への願いが強迫観念に変わってしまうと
口にする食品の種類を制限をしすぎてしまい、
逆に不健康な状態へ陥ってしまう方が増えているそうです
【過剰な健康志向が招く摂食障害「オルトレキシア」】
オルトレキシア・ナーボウサという病名は、
1990年代に米サンフランシスコで代替医療を行っていた
医師のスティーブン・ブラットマン(Steven Bratman)氏が命名した。
オルトレキシアは、健康な食事への関心が病的な強迫観念となり、
社会からの孤立や精神的混乱、さらには身体への害を招く場合を言う。
ブラットマン氏が2000年の共著で使った言葉を借りれば
「善行のように見える病」だ。
インターネットで病状を検索して自己診断する
「サイバー心気症(サイバーコンドリア)」によって、
これがあおられているのではないかと考える専門家もいる。
だが、精神医学界で広く診断基準とされている米精神医学会の
「精神障害の診断と統計の手引き(DSM)」には
オルトレキシアは含まれていない。
■「恐怖症」に近い
仏ルーアン大学病院(Rouen University Hospital)の栄養科長、
ピエール・ドシェロット(Pierre Dechelotte)氏によると
「オルトレキシアという病名は一般的なもので、
医学的には承認されていない」が、
「制限的な食事に関連する障害」の部類に属するという。
またドシェロット氏の見解では、男性よりも女性の方が
2倍以上の確率でオルトレキシアになりやすいとみられる。
一方、フランスとスイスで30年にわたって診療を行ってきた
精神科医アラン・ペロー(Alain Perroud)氏は
オルトレキシアについて、摂食障害というよりも
「恐怖症(フォビア)に近い」と言う。
とのコト。
※↑のリンク元の記事にはオルトレキシアの
実例についても書かれてれていますので、
興味のある方は是非ご覧になってください。
今よりも健康的な自分を夢見て、
より健康的な食材を求めることには問題はないけど、
間違った思い込みから食材への不安感を高めたり
思い込みから自分でルールを決めたり、
また、決めたルールを厳守しなければ!という
強迫観念が強かったりすると、
目的が「健康的になる」から「ルールを守る」に変わってしまい、
体調が悪い現実を目にしても「ルールを守る」を重視してしまう
これは食事に限った問題ではなく、
健康促進を目的にした運動や体操でもよくあり、
「腰痛が治る体操だと本で読んだから始めました。
痛みが増しているけど、もっとハードな体操を沢山こなせば、
いつか良くなるはずだから我慢して毎日続けています」
という類のセリフを耳のするコトもしばしば。
目的が「痛みの軽減」から「体操をする」に変わってしまい、
自分には合わない体操だという現実は見えなくなってしまう。
この「もっと努力すればより良い結果が出るはず」
という思い込みから始まってしまう「目的の変換」は困りモノ(ーー;)
努力は正しい方向へ向かってこそ良い結果を残すので、
ゆとりを持って目的への方向を客観視するようにして
その進行方向が少しでも誤っていれば、
すぐに修正出来るようにすることが大切だし、
時には休憩して自分を見つめ直すことも必要
まずは心にゆとりを持って
楽しく美味しく健康的に頑張りましょう
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