2017年08月03日

腸内細菌に操られているかも!?


以前からハエやマウスを使った実験では
腸内細菌が精神状態や行動、食の好みなどに
影響しているという結果が出ていたので、
いつ頃から人間の性格や精神状態と腸内細菌の
関連性を確認する実験が始まるのか気になっていましたが、
ついに人間でも精神状態に影響するという結果が出たようです左斜め下

【「腸内細菌」が「性格」も決める!
  脳内物質に影響を与えて「ネガティブな感情」に】


女性40名の排泄物から腸内細菌を採取し、それぞれの構成を調査。
それと同時に、被験者にさまざまな人物や状況などの画像を見せながら、
MRIで脳内をスキャンし、そのときの感情的反応を確認した。

その結果、特定の細菌グループが「感情の反応」に
影響を及ぼしているらしいことが判明したのだ。

まず「プレボテラ属」の細菌が多く分布していた被験者7名は、
ネガティブな画像を見せられたとき、「不安」や「苦悩」などの
ネガティブ感情を強く感じたという。

これらの被験者の脳は「感情」「注意」「感覚」に関係する
脳領域のつながりが強く、反対に「感情の制御」や
「短期記憶の長期記憶への定着」に関連する海馬が小さく、
その活動も少ない傾向にあった。

一方、「バクテロイデス属」の細菌が多く分布していた
グループの被験者33名は、そうした画像を見せられても、
ネガティブ感情を味わうことが少なかった。

そして、小脳、前頭葉、および海馬の灰白質
(神経細胞の細胞体が存在している部位)が、
先のグループより大きく、活動も活発だったという。


とのコト。

※↑のリンク元の記事にはマウスでの腸内細菌が
行動に及ぼす影響についても書かれていますので、
興味のある方は是非ご覧になってください。



精神状態や行動に影響を与える腸内細菌や、
それらの腸内細菌を利用して、うつ病や
気分障害などの治療をおこなう分野を
サイコバイオティクスと言いますが、

この研究が発展して行けば腸内細菌のパターンと
性格や行動との関連性がハッキリする可能性もあり、
そうすれば腸内細菌を使ったサイコバイオティクスの
分野は飛躍的に進歩していくはずで、

そうなれば精神疾患の治療は薬よりも先に
腸内細菌の投与がおこなわれるようになるかもexclamation&question

世界中の人々の腸内細菌タイプや分布傾向、
それらの性格や行動との関連性などが
分かっていくのが今から楽しみるんるん

医療の世界がガラッと変わるくらいの
発見がありますようにひらめき




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ラベル:腸内細菌
posted by 秦野の整体師 at 15:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | こころ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする