心血管系の病をお持ちの方は、
水分補給や塩分補給などの熱中症に対しての
一般的な対策が健康な方よりも難しいので、
暑い季節は出来るだけ室温をコントロール出来るような
環境に身を置いた方が良さそうデス
【心臓病と熱中症リスク…高血圧・狭心症・心不全など】
‖心臓病と熱中症…心不全を例に予防で注意すべきこと
心不全の場合、減塩食や適度な運動が大切なのですが、
あまり汗をかくと塩分補給が必要となります。
補給しないと熱中症になりやすくなるのです。
しかしその補給が多すぎると心不全が悪化します。調整が難しいわけです。
さらに心不全や心臓病の患者さんの場合は、
肺その他のうっ血を減らすために利尿剤を服用することがよくあります。
利尿剤は文字どおり尿を強制的に出させる薬です。
脱水で水分不足している時にさえ、利尿させようとします。
なので脱水が一段と悪化しやすくなるのです。それ自体も危険ですが、
腎臓にも大きな負担になり腎不全になりやすくなってしまいます。
そうするとあまり極端な発汗を防ぐ、あまり重い負担をからだにかけない、
という工夫が賢明ということになると思います。
‖狭心症やカテーテル治療、冠動脈バイパス手術後の注意点
狭心症や心筋梗塞などは血管が細くなったり
詰まることで起こる病気ですので、
脱水や熱中症は血液がドロドロになりやすく、
血液量も減るため危険性が高くなります。
ステントなどのカテーテル治療あるいはバイパス手術を受けたあとの
患者さんの場合は心筋梗塞になる確率は下がるでしょうが、
ステントそのものが自然状態よりは血栓を生じやすいこと、
バイパス手術では血栓の恐れは少ないもののバイパスできなかった
細い動脈などが詰まって心筋梗塞を起こす恐れは残ります。
またこうした患者さんは頚(くび)や脳の動脈にも
動脈硬化が起こっていることが少なくないため、
ひどい脱水では脳梗塞になるおそれが高くなります。
‖高血圧の場合の注意点
高血圧の場合はしばしば左室肥大と呼ばれる、左室の壁が
分厚くなる状態にあります。こうなると脱水で血液の量が減ると
血圧が下がりやすく、だからといって塩分や水分の補給が度を過ぎると
高血圧になり、その程度によっては脳出血その他の恐れさえ出てきます。
そのため高血圧の患者さんたちも暑い季節には無理をしないで欲しいのです。
とのコト。
健康な若い方がちっとも暑さを我慢しようとせずに、
エアコンを効かせ過ぎてしまうのも問題ですが
年配の方の多少の暑さは我慢するコトが美徳である。
という意識が働いてしまい、必要以上に無理をしすぎて
熱中症になってしまうのも大問題
特に健康な状態なら何の問題が無くとも、
薬を服用されている方の異常な発汗は、
身体に何の問題が発生するか?という点で
持病を知らない他者からは予想が付きにくく、
意識を喪失してしまった場合、周りにいる方が
対処方法が分からずに危険な状態になってしまう
可能性も非常に大きくなります
自分の身体を自分で守るコトも大事ですが、
家族や他人に迷惑をかけない為にも、
普段から自分の病や服用している薬について
家族に説明したり、「おくすり手帳」を持ち歩くのも大事。
そして何より大事なのは無理をし過ぎないコト。
持病をお持ちの方は、
頑張り過ぎないコトを頑張りましょう
足の付け根の痛みを解消するなら
股関節痛と骨盤矯正の秦野カイロ!