高血圧の原因はイロイロ。
だから、血圧が高いからといって
ただ降圧剤で血圧を下げれば良い
というモノではありません
【朝、血圧が高い人は要注意
“死に近い”高血圧の見分け方】
高血圧は該当者が日本で最も多い病気で、約4千万人とされている。
大多数は原因不明で一生薬を内服し続ける「本態性高血圧」だが、
何らかの病気の症状として血圧が高くなり、
外科的処置などで改善する「二次性高血圧」もある。
後者で最も頻度が高いのが「原発性アルドステロン症」だ。
一般に高血圧症全体の5〜10%を占めるとされており、
日本では200万〜400万人にのぼる。
この病気の人は本態性高血圧の人に比べて、
脳卒中の発症リスクは4倍、心筋梗塞は6倍、
不整脈のひとつである心房細動は12倍にもなる。
原発性アルドステロン症は、副腎から分泌される
アルドステロンというホルモンが過剰に出る病気だ。
副腎は小さな臓器で、左右の腎臓の上にある。
アルドステロンには、体内にナトリウムをため込み、
カリウムを過剰に排泄する性質がある。
血液中のナトリウムが多いと、
それを薄めようとして水分が血管内に移動する。
血液量が増えて血管にかかる圧力が強まり、
高血圧になるわけだ。
アルドステロンの過剰分泌は、副腎にできた腫瘍や
過形成(正常組織が部分的に肥大したもの)が原因で起こる。
とのコト。
「塩」といえば塩化ナトリウムですが、
アルドステロンが過剰に分泌されると、
腎臓でナトリウムの再吸収が促進される為、
身体の中のナトリウムの量が増えすぎてしまいます。
この場合、一般的に高血圧の患者さんに処方される
カルシウム拮抗薬などの降圧剤をはじめ、
その他のタイプの降圧剤や利尿薬を飲み続けても
意味がなく、身体に負担をかけるだけの
無駄なコトになってしまいます
「血圧が上がる」という変化の裏には
必ず何らかの原因があるはず。
だから大事なのは血圧が上がる
原因を突き止めて解決するコト
血圧を下げるコトだけを目的にせずに、
血圧が上がってしまった場合は
生活リズムを整えるコトから始め、
食事を改善し、適度な運動をするべき。
それでも何ら変化が見られない場合は
原因を突き止める為に検査をすべきかと。
血圧が上がったら、すぐに薬ではなく、
まずは生活の改善から頑張りましょう
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ラベル:高血圧