ようやく寒さも本格的になり
柚子湯が恋しい時期になりました
【栄養面でも理にかなっている冬至の言い伝え】
■柚子
冬至に柚子湯に入ると
風邪を引かないと言われています。
これは、「冬至」と
「湯治」をかけているそうです。
近年の研究では、
柚子の香り成分オーラプテンには、
免疫効果を高めるという機能性が
あるという報告があります。
また、リモネンなどの爽やかな香り成分には
リラックス効果もあると考えられています。
■かぼちゃ
冬至にかぼちゃを食べるという習慣は
明治以降に始まったと考えられています。
かぼちゃは、夏に収穫されますが、
すぐに食べるよりもしばらく置くことで、
でんぷんが糖に変わって甘く美味しくなります。
かぼちゃには、体の抵抗力を高める
β-カロテンやビタミンC、
また血行を促すビタミンE、
栄養素の代謝に必要なビタミンB1やB2、
ミネラルなどが含まれています。
寒い時期には適した栄養補給源となり、
風邪予防に良いといわれてきたのも、
うなずけます。
■小豆
「霜月粥」と言って
小豆をいれた粥を食べたり、
カボチャと小豆を炊き合わせた
「御事煮」などを作る地域もあります。
赤い食べ物には邪をはらう
という意味もあるので、小豆を用います。
小豆には、糖質や
たんぱく質のエネルギー源に、
糖質やたんぱく質を
エネルギーに換える
ビタミンB群や、ミネラル、
食物繊維も多く含まれています。
また抗酸化作用と考えられている
サポニンなども含みます。
■「ん」のつく食べ物
地方によっては、
「冬至の七草」と呼んで、
「ん」が重なる食べ物を7種類食べると
幸運を呼ぶといわれています。
先ほどご紹介したカボチャも、
別名「なんきん」。他に「れんこん」
「きんかん」「にんじん」「ぎんなん」
「うんどん(うどん)」「かんてん」
などの食べ物が挙げられています。
にんじんは主にβ-カロテン、
きんかんはビタミンCやヘスペリジンが豊富。
れんこんも意外にビタミンCが多く
糖質や食物繊維も含みます。
うどんは糖質が主体で
エネルギー源となります。
ぎんなんも滋養の多い養生食ですが、
食べ過ぎると中毒症状を起こすので
注意が必要です。
かんてんは、食物繊維の多い食品で
健康的なイメージがありますが、
もともとは飢饉の時の
救済食として普及されました。
とのコト。
昔から伝わる食文化を
化学的な目で見れば見る程、
先人たちの感覚の鋭さには
驚くばかり
自分も明日から早速、
素晴らしい伝統を残してくれた
先人に感謝しつつ、
「ん」のつく食べ物を選んで
食べようっと
寒さに負けないように
頑張るぞ〜
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